日本アニメーションの宝「京都アニメーション」の奇跡
2019年7月18日。
非常に痛ましい出来ごとが起きてしまいました。
京都アニメーション第一スタジオが放火によって炎上。
34名もの尊い命が失われ、未だに沢山の人が苦しんでいます。
私はテレビで京都アニメーションが制作してきたアニメが紹介される度、かつて京アニの創り出す作品たちに親しんだ過去を思い出し、胸が締め付けられるような感情に襲われました。
そんな時、ふと「涼宮ハルヒの憂鬱」が配信されているのを見つけました。
懐かしさが募って、久しぶりにシリーズを見返したんです。
……やっぱり凄いです、京アニ。
そして同時に、失ったものが大きいことを再確認しました。
今回は改めて「涼宮ハルヒの憂鬱」の素晴らしさについてレビューしたいと思います。
一日でも早く、京アニがかつての輝きを取り戻すことを願って。
涼宮ハルヒの憂鬱(2009年放送版)

「涼宮ハルヒの憂鬱」は、2006年度放送版と新エピソードを加えた2009年度版があります。私が契約しているHuluでは2019年7月25日より、2009年度版を配信していました。
この作品について知らない方向けに補足をすると、元々このアニメは人気小説「涼宮ハルヒシリーズ」を原作として京都アニメーションが制作した作品です。
美少女が登場する学園モノでありながら、浮世離れしたSF要素がふんだんに盛り込まれたストーリーで他のアニメとは一線を画し、圧倒的人気を誇りました。
また京都アニメーションの丁寧な作画、いわゆる「京アニクオリティ」が存分に発揮されたアニメーションでもあり、今もなお多数のファンに愛され続けています。
決して新しくはないアニメですが、「涼宮ハルヒの憂鬱」は、まさに京アニの魅力を凝縮したような作品なのです。
アニメに興味がないという方でも、ぜひ一度見ていただけたらと思います。
「涼宮ハルヒの憂鬱」の魅力は、まさに「涼宮ハルヒ」にある。
初見の方が第一話を見られたら、まずこんな感想を抱くのではないでしょうか。
「……なんだかよくわからない」
確かにその通りです。
第一話の序盤はほとんどが主人公の男子高校生の独り語りで占められており、題名にもなっているキャラクタ―「涼宮ハルヒ」も、不可解としか言いようが無い言動を繰り返しています。
でも、待ってください!
ここをしっかり乗り越えてくだされば、物語が剛速球で走り出します。
そして涼宮ハルヒも、猛スピードで走り出します!
そうなればきっとあなたの心も、彼女の姿を追いかけずにはいられなくなっていると思います。
彼女はまさに作品の核であり、全ての魅力を凝縮した存在なのですから!
謎と理不尽を平然とした顔で巻き散らし、猪突猛進で我が道を行く涼宮ハルヒワールドをぜひ楽しんでくださいね。
現在Huluにて「涼宮ハルヒの憂鬱 2009年度版」を配信中です。配信終了の可能性もありますので、事前に確認してください↓

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