イケメンばいきんまんに惚れる!「それいけ!アンパンマンよみがえれバナナ島」

☆4評価のかなりオススメ作品

ばいきんまんのイケメン化が止まらない、隠れた良作!

出典:https://www.amazon.co.jp

今回ご紹介するのは2012年公開の「それいけ!アンパンマンよみがえれバナナ島」です。
さて、タイトルだけ見たら「なんかふざけてそうな映画だな」と思われるかもしれません。きっと「バナナ」というワードがそう思わせるのでしょう。
しかしこの作品は、見ないでいるのは余りにも勿体ない隠れた名作

それどころかアンパンマン映画史上屈指の「イケメンばいきんまん映画」なのです!

もしあなたやあなたのお子さんがばいきんまん好きなら、絶対見るべきです!

簡単なあらすじ

いつも美味しいバナナが実っているバナナ島には、女王・バンナたちが楽しく暮らしていました。しかし大切なお祭りである「バナナ祭り」の前に、バナナ島は雲に覆われてしまいます。あまりの寒さに枯れてしまうバナナの木たち。バナナ祭りに招かれてやってきていたアンパンマン達は島を助けようとしますが、女王バンナはそれを嫌がってしまい……。

考察と感想(考察の性質上、多少のネタバレを含みます。苦手な方はご注意ください)

さて今回の映画の主題はまさに、女王バンナとばいきんまんの心の交流であることは間違いないでしょう。女王を勇気づけ、危機を共に乗り越えようとするばいきんまんはまさにヒーロー!

ではどうして、悪役であるばいきんまんが英雄になるなんていう話になってしまったのでしょうか。まず大前提として、女王バンナが「性格に難アリ」な少女であることを理解しておく必要があります。では順を追って説明しましょう。

バナナ島を襲う突然の天候不順から、物語は始まります。原因はバナナ島にある「バナナ山」であると推測されますが、バナナ島人にとって山に登るのはかなり困難なこと。
困り果てていた島人の代わりに、空を飛べるアンパンマン号での調査を申し出たアンパンマン一行でしたが、女王である少女バンナが邪魔に入ります。

その理由というのが「自分以外の人間が、バナナ島を助けるのが気に食わないから」

……もうね、聞いて呆れましたよ。 唯一の食料であるバナナがダメになって、島人が飢える可能性がある状況でこの発言。 おまけにバナナ全てがダメになっている、と報告する部下の言葉にも耳をかさず「バナナ島なんだから、すぐにバナナが実るさ!」と取り合わない傲慢さ。 アンパンマン達が飢えた島人の為にパンを配っても、感謝すらしません。
しかも景気づけにお祭りのために準備していた花火の山に火をつけて、その場から走り去る始末。

バンナはアンパンマン映画ヒロインにありがちな「ワガママキャラ」ではありますが、今回は結構深刻なワガママぶりです。アンパンマン達が島人達の役に立っていることが気に食わず、あろうことかバナナを盗もうとしていたばいきんまん一行を騙して、一人でバナナ山に向かおうとします。自分だけが島の英雄になりたかったんですね。

しかし一方で、バンナはかなり打たれ弱いんです。
今まで「なんとかなるさ精神」で好き勝手に振舞っていたバンナでしたが、バナナ島が本当にヤバいと認識した途端、元気をなくしてしまいます。
こういう時こそ女王がなんとかしなければいけないのですが、ただただ泣くばかりです。こうなってくると本当にバナナ島の未来が危うくなってしまうんですけどね。困った女王です。

しかしなんと、ここで立ち上がったのがなんとばいきんまん

バンナの肩を叩き「元気だせ!お前はな、元気ってとこしかいいところが無いんだぞ」と励ますんです!
しかも「またバナナを作ればいいじゃないか。俺なんてメカを造っても造ってもすぐアンパンマンに壊されるんだぞ。でもまた、造るんだ」なんて言っちゃうんです。

アンパンマンにいつも負けているという状況は、本来は彼にとってはあまり知られたくない恥ずかしい部分のはずです。人って、こういう弱い部分は他人には隠したいものですよね。
でも彼は、そういった自分の恥ずかしくて弱い部分をさらけ出してでも、バンナを勇気づけたかったんです。彼女に元気になって欲しかったんですね。

もうね、こんなことをされたら惚れてしまいますよ!
これがアンパンマン映画じゃなかったら、きっとバンナとばいきんまんは恋に落ちていたでしょう。

この作品の良い点

①とにかくばいきんまんがカッコイイ

先程も述べましたが、ばいきんまんの励ましの言葉はかなりグッとくるものがあります
このままバンナといい感じになってもいいところではありますが、この後バンナがばいきんまんに嘘をついていたことが判明します。
それに怒ったばいきんまんは、結局バンナ達を残してその場から去ってしまうのですが……。
実はこの後、バンナが危ない目にあっているところに遭遇して、彼女を助けようとするんです!

とはいえ、結局は犬死にしてしまうんですけども(笑)
彼の男前なところが素晴らしい展開です。

しかも物語のラストで、バンナがばいきんまんに自分のしたことを謝ろうとしたシーンでは、
俺様は謝るのも、謝られるのもキライだ!
と彼女の言葉をさえぎり、
そんなことより、バナナ島のバナナは最高だな!
と彼女の愛するバナナ島をほめながら、バナナを美味しそうに頬張るです。

ああ、男前だよばいきんまん。
彼が幸せそうにバナナを食べたり、島人と踊っているラストシーンを見るだけで、ばいきんまん好きの私は胸が熱くなってしまいます。

ばいきんまん好きにはたまらないシーンがいっぱいです。

②バナナ島やバンナのビジュアルが素敵

この映画は、とにかくバナナ島を楽しく描いています。バナナがニョキッと実るところや、バナナでつくった武器で戦うシーンなどは見ていてとてもワクワクするんですよ。
もうこれは、見てもらわないとわからないと思います。 アニメーションの素晴らしさは、言葉では言い表せないのが悔しいところですね。

そして何より、バンナが可愛い
南国を思わせる褐色の肌に、緑の美しい瞳、なびく金髪がとても愛らしいキャラクターになっています。 南国系のビジュアルは珍しいですしね。 もちろん好みはわかれるでしょうが、アンパンマンヒロインの中では結構現代風で可愛いのではないでしょうか。

この作品のイマイチな点

①ばいきんまん不在のまま、ラスボスを倒してしまった

今まで書いて来たように、この作品は「ばいきんまんとバンナの心の交流」がメインの作品でした。しかし、大切なラスボスを倒すシーンではばいきんまんがいないんです。
それは彼がバンナを助けようとして、氷漬けにされてしまったことが原因なのですが……。

結局、バンナが一人でボスを倒してしまうんです。きっと制作的には、バンナの成長を見せる為にこういう展開にしたのだと思います。しかしせっかく二人がメインの映画なのだから、そこはばいきんまんも登場させてほしかったですね。

②ヒロインのゲスト声優がイマイチ

今回のゲスト声優は「木村佳乃」さんです。
しっかりした女優さんですが、個人的には「もうちょっと頑張れなかったのかなぁ」といった感想です。ゲスト声優にもありがちな演技の硬さや、違和感が残りました。
せっかく良い作品なのに、もったいないですね。

もう一方のゲスト声優はある意味アリ

もうお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。

もう一方のゲストというのは「バナナマン」のお二人です。もうそのまんまですよね(笑)
映画を見れば、声で一発で解ると思います。

「もう一方のゲスト声優はある意味アリ」と書きましたが、勘違いして欲しくないのはバナナマンのお二人の演技は「滅茶苦茶ヘタ(笑)」です。

ヘタなんですけど、それが何故か微笑ましいんですよね。俳優が本業ではない二人が物凄く頑張っている感じが出ていて、逆に応援したくなります。

まとめ!

オススメ度は☆4つです!

☆5つとかなり迷いましたが、映画として微妙な点がいくつかあったので今回は☆4にさせていただきました。
個人的には、ラストのばいきんまん不在がなければ良かったんですが……。良い映画だけに惜しいです。

とはいえ、この映画が良作であることは間違いありません!
タイトルで損をしている、珍しい作品といえるでしょう。
かなりオススメですよ♪

現在Huluではアンパンマン映画の過去作を一挙公開しています。配信が終了している可能性もありますので、加入前に必ず確認してください↓


それいけ! アンパンマン よみがえれ バナナ島[DVD]

コメント

タイトルとURLをコピーしました