超絶オススメ映画☆アンパンマン版『塔の上のラプンツェル』が楽しめる『それいけ!アンパンマンブラックノーズと魔法の歌』

☆5評価の超絶オススメ作品

毒親からの解放と救済を描いた名作

              

さて、今回のオススメ映画は2010年公開の

それいけ!アンパンマン ブラックノーズと魔法の歌』です!

この作品の素晴らしいところは、映画クオリティの良質な作画は勿論、大人の鑑賞に耐えうるところでしょう。表題にもありますが、この映画の主題は「親からの解放」です。

幼い子どもにとって、親というのは「世界の全て」であると言えます。自分の価値観も、生き方も、その大部分を親からの影響下で育むのです。

裏を返せば、子どもの人生は「親の支配下」にあると言っても過言ではありません。

しかしいくら親子といえども、結局は別の独立した人間同士。子が成長して独立する時、必ず親子の関係に変化が現れると思います。あなたも、経験があるのではないでしょうか。

でもその時に、親が自分を束縛してきたら……? 自分の価値観と幸せを否定してきたら……

子ども向け映画であるにも関わらず、まさにオトナにしか解らない重い課題です。

ところでこの主題、どこかで見たことありませんか……?

そう有名なディズニー映画『塔の上のラプンツェル』です。あれも自分の利益の為に、子ども(厳密には攫った子)の幸せや未来を否定する親が登場しますね。

もしそちらの映画が好きなら、きっとこちらも楽しめると思います。

お子さんとアンパンマンを見るなら、ぜひ一度は見ていただきたい映画ですね。

では早速、簡単なあらすじをまとめます!

簡単なあらすじ

小鳥のカーナは嵐の夜に暗い森に飛ばされてしまい、魔女のブラックノーズに拾われました。カーナはブラックノーズを母親と思いこみ、洗脳同然の教育を受けて育ちます。成長した彼女はブラックノーズの指令でアンパンマン達がいる町へ潜入し、「暗やみの笛」で人々の幸せな気持ちを吸い取ることに。しかしカーナは次第に、親切な町の人を不幸にする自分の使命に疑問を持ち始めて……。

感想と考察(ここからは考察の性質上、若干のネタバレが含まれます。苦手な方はご注意ください)

前半はとにかく、ヒロインのカーナの憐れさがしっかり描かれます。町に出た彼女は、次々と新しいものに触れます。楽しい歌やダンス、美味しい食べ物、町の人々からの親切……。

暗い人生を送ってきたカーナの前に、素晴らしいものが惜しげもなく提供されるのです。

しかし、「歌やダンスは悪いもの」「美味しいものは悪いもの」という洗脳を受けたカーナはそれを拒絶。楽しい音楽の時間はダンマリを決め込み、美味しいものには一切手をつけず、代わりにブラックノーズから支給された泥のカタマリ?のような食物を食べるのです。

その泥のカタマリがいかにもマズそうで、見ているこっちがキリキリと切なくなってしまいます。あんなに美味しそうなごはんがあるのに……なんてものを食べてるんだ!と何度思ったことか。

そしてもっと悪いことに、カーナって子は素直で真面目なんですよ。だから彼女は、明らかにおかしいブラックノーズの言いつけも律儀に守るんです。

でもそのうち、「町の人に怪しまれてはいけない」という考えがカーナの中に生まれます。町に馴染むための「ポーズ」として、人々の親切を徐々に受け入れ始めていきます。

そこでやっと、カーナは美味しいパンを口にするんですよ。もう、その時はすごくホッとしました。やっと食べた!って、嬉しくなっちゃったんですよね。アニメキャラを真剣に心配する私もどうかと思いますけど(笑)

その後はあらすじで述べた通り、ブラックノーズの考えが自分や町の人の幸せと食い違っていることに気がつくんです。ブラックノーズはかなりひねくれていますから、喧嘩別れでもしたらいいのですが……。

やはりカーナは真面目で良い子なんです。

お母さまに自分の気持ちを話して、理解してもらおう」と考えるんですよね。

しっかーし! 勿論、悪役のブラックノーズはそれを一蹴。

しかも自分がカーナの親で無いことを暴露し、利用価値が無くなったカーナを殺そうとします。まぁそうなるよねっていう感じですが、育ての親ということを考えるとかなり恐ろしい行動です。

怖い、怖いよブラックノーズ。

さて、ブラックノーズさんですが。カーナのおかげで力を蓄えたために、町を滅茶苦茶にし始めます。その破壊の仕方が、結構スケール感があって好きです。

協力者のばいきんまんの科学力も冴えわたり、CGたっぷりのカッコイイ演出になってます。(悪役のシーンを褒めるのもどうかと思うのですが、こういうところがしっかりしていると物語に深みが出ますよね)

この映画の更に良い点

全体を通して、ほとんどストレスが無いです。

これは話の筋が、というよりはもっと根本的な部分ですね。

①ヒロインのゲスト声優がそこまで気にならない。

ゲスト声優が下手だと話に集中出来なくなる私ですが、今回は多少の違和感がある程度でした。

ヒロイン役は「中谷美紀」さんだったそうです。成程、流石ベテラン女優ですね。

②ヒロインのワガママ属性がない。

アンパンマン映画のヒロインといえば、「ワガママで頑固な女の子キャラ」が王道です。

勿論、そこから成長していく姿を見る訳ですが……私は結構このキャラ付けが苦手なんですよね。成長を際立たせようとし過ぎて、ワガママ演出が度を越しているように感じることも多くて……。

でも今回のヒロインは違います。

彼女も頑固ですが、それはワガママから来る訳では無く、生来の真面目さと洗脳教育によるものです。だから同情して見ることが出来ます。

もしあなたがワガママヒロインが苦手だったとしたら、この映画はストレスフリーですよ!

③鳥に変化させられたキャラ達が可愛い

アンパンマン映画といえば、毎回レギュラーキャラがテーマに添った姿に変えられちゃいますよね。今回は鳥に変化させられるんですが、それが地味に可愛いです。

グッズ販売してもいいんじゃないか、なんて個人的に思うくらいです。

イマイチな点

完成度が高い作品なので、特にありません。

ただ主題が主題なので、こういったテーマが苦手な人はしんどいかと思います。見る前に一度このサイトであらすじに目を通していただけるといいかな、と思います。

まとめ!

評価は☆5つ!!

「毒親からの解放」をテーマとした今作品は、目立って破たんした部分も無く、大人の鑑賞に堪える良作だと思います。

親の立場として見ると、教育というものが孕む危険性というものも見えてきます。

行き過ぎた教育は、洗脳と表裏一体ということを、制作者は伝えようとしているのではないでしょうか。

親であり、かつて子どもであった私達だからこそ、感じることが多い作品です。

さて、今回の映画も毎度お馴染みHuluで鑑賞しました。

アンパンマンdvdを買うのが一番なんですが……結構お高いですからね。

レンタルdvd屋に行く余裕が無い方や、初期費用をなるべく抑えたい方にはオススメですよ。

お試しで2週間無料ですから、お試しでどうぞ。

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